BABOLATのコントロール系ラケット、PURE STRIKEのニューモデルが4年ぶりに新発売
BABOLAT(バボラ)のラケットは大まかに3つのシリーズに分類される。
スピン系のPURE AERO(ラファエル・ナダルやアルカラスらが使用)、パワー系のPURE DRIVE(ファビオ・フォニーニやカロリナ・プリスコバらが使用)、そしてコントロール系のPURE STRIKE(ドミニク・ティームやキャメロン・ノーリーらが使用)だ。
この度、ニューモデルが発売されたのがPURE STRIKE。前作のPURE STRIKEが日本で発売されたのは2019年8月。それから約4年半ぶりのモデルチェンジは異例の長さだが、その分、多くの技術革新が盛り込まれている。
最大の変更点はRA値(ラケットの硬さを表す数値)を下げたことにより剛性が柔らかくなったこと。それにより緩急の両方に対応できる汎用性の高いラケットになった。
バボラのコントロールセグメントは、初代のPURE CONTROLを振り出しに、PURE STORM、PURE STRIKEという系譜をたどるが、PURE STRIKEとしては、2024年モデルで4世代目となる。
上位機種としてはPURE STRIKE 97、PURE STRIKE 98(18×20)、PURE STRIKE98(16×19)、PURE STRIKE 100(16×20)の4種類。興味深いのは、PURE STRIKE 98(18×20)はティームの使用モデルだが、プロの場合、多かれ少なかれ市販のモデルとは異なるカスタマイズが施されるものだが、ティームの使用するラケットは市販のモデルとほとんど変わらない仕様なのだという。
ティーム・ファンならずとも、ティームの使用するラケットのフィーリングは気になるところ。そういう意味でもPURE STRIKE 2024はテニス競技者の大きな注目を集めそうだ。